2011年3月29日火曜日

被災地の状況と会員獣医師の先生方の動物救護活動2


被災地石巻市の会員の先生からの、現地での被災動物救護活動のレポートの続報です。
現地では、避難所に同行避難している動物の数は減少傾向にあるようです。
その理由としては、以下のような事が考えられるようです。
1.半壊の家に戻ってる。(最も多い)
2.動物だけ実家に移す。
3.動物とヒトが仙台とかに移住する。
4.イヌをボランティア団体が県外等に連れ出してていく。
また、病気のイヌは震災を受けた動物は3日位の内に多くが死んでしまったとの事です。
石巻市では、石巻獣医師会動物救済センターを新設しているそうです。
その目的として、
1.被災動物の救護(往診のみ)。開業医の妨げにならない。
2.被災動物の情報データーベースの一本化
3.ボランティア獣医師及び動物ボランティア団体の窓口とそのコントロール
4.支援物資のコントロールなど
続いて、シェルターの必要性も出ているそうで、その理由として、動物ボランティア団体がイヌをどんどん県外(大阪、東京、新潟)に搬出してしまっており、それらの保護犬を少しでも石巻に置いて飼い主を捜し、再会させたいとの事です。
犬とともに在宅避難されている方の支援のために女川町へ行かれた際の写真を掲載いたします。