<愛のリレーが運んだ希望の灯>
4月3日夕刻、石巻地区動物救護センターに、待ちに待った発電機が届き、温かい明りが点灯し、皆さんより歓喜の声が上がった。この発電機は色々な方の善意の連携で、大阪から東京を経て一昼夜半かかって石巻へ到着した。
事の発端は、被災地で活動する獣医師が大阪での研修時代の後輩である先生に相談され、その方のお父上が鉄工関係の会社や特養老人ホームを経営されており、被災地で活動する先生方の熱意に動かされ、大型発電機や簡易トイレ等を提供していただけることとなった。
物資とトラックは確保できたが、これをどのように送るか相談された。そんな中、被災地で活動されている先生の奥様のご友人である、和歌山の獣医師のご夫婦が東京までの輸送を引き受けてくださった。しかし、その後東京から石巻までの搬送者がいない。色々なつてで搬送者を探していたところ、茨城の先生が手を挙げてくださった。さて準備は整った。4月2日午後、発電機他が搬送開始。無事東京に到着。翌4月3日日曜日朝、東北道を一路「石巻」へ搬送開始。夕刻無事石巻へ到着。やっと届いた。点灯した。良かった。
無事皆様の熱い気持ちが連携を生んで、被災地に大切な明かりと簡易トイレ等が届けられた。色々な方のご協力と連携で一つの明るい支援が可能となった。
被災地はまだまだ混迷を極めております。我々一人一人無理せず、出来ることを支援していきたいと思います。今後とも変わらない皆様のご支援を被災地に賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
がんばれ被災地!! がんばれ日本!!
一般社団法人 日本小動物獣医師会 矢部眞人