2011年3月30日水曜日

被災地で活動する獣医師からのお願いとお知らせ


地震と津波で甚大な被害のあった宮城県石巻市で、獣医師会石巻地区動物救護センターを立ち上げ、被災動物の救護活動を行っていらっしゃる石巻獣医師会代表の阿部俊範先生(あべ動物病院)より、獣医師その他のボランティアの募集および、被災地で活動するあるいは活動しようとする動物レスキューボランティアの方と動物用救援物資を搬入してくださる方へのお願いの文書が届いておりますので掲載いたします。

ボランティア募集(獣医師・レスキューボランティア)
石巻獣医師会では、宮城県石巻・東松島市・女川町の3市町における被災者・動物の救護・保護を目的として動物救護センターを立ち上げ、ボランティアの方と活動をしています。そのために約200ヶ所の各避難所、また2万人は存在するといわれている情報の入りにくい自宅避難(避難所外避難)している被災動物の把握を行っていかなければならない状態です。迅速な対応をするためには、現状では明らかな人員不足です。多くの獣医師や動物ボランティアとの連携を強く求めています。
しかし、こちらの現状として半数以上はガス以外のライフラインは復旧しましたが、ガソリン・食料不足はまだまだ続いています。ご協力していただける方は必ず下記への連絡をしていただき、自分自身の宿泊施設・食事・車・ガソリンなどは各自確保いただけるようにお願い申し上げます。
人員が集まりましたら、すぐにでも各避難所や各住宅を回っていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
(連絡先)                  
 獣医師会 石巻地区動物救護センター   
 090-6686-9500
 090-6682-9500
  ※電話番号が更新されました。ご注意ください。

●動物レスキューボランティア及び動物用資材搬入の皆様へ
被災動物保護活動等に関するお知らせとお願い
東日本大地震被災地にご協力の為、石巻に足をお運び頂き、誠に有難う御座います。
石巻市、女川町、東松島市における、治療が必要な動物、迷い犬猫のレスキュー、非難所における動物たちの一時預かりなど被災動物達のレスキュー活動に関連し、お知らせ申し上げます。
病院に保護された犬、猫が2~3日後に飼い主の元に戻るケースも多く、他県に移送されてしまうことにより情報が無くなり、飼い主の元に帰れなくなってしまうケースがおこっております。このようなことを防ぐ為にも必ず下記へ連絡の後、ボランティア活動を開始していただきたく存じます。
被災者(飼い主)の方々の津波による壊滅的な被災状況を考慮し、動物達の情報の一元化がとても大切であり、重要となっております。ご協力のほどよろしくお願い致します。
◯動物用資材搬入に際しましては、被災者(飼い主)の方々の津波による壊滅的な被災状況を考慮し、ボランティア情報の一元化がとても大切であり、重要となっております。必ず下記への連絡の後、動物用物資搬入活動を開始していただきたく存じます。ご協力のほどよろしくお願い致します。
○連絡先
獣医師会 石巻地区救護センター 
090−6686−9500
090−6682−9500
※電話番号が更新されております。